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_blankの使い方考察
- Update2013-12-11
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By: epSos .de
最近仕事で割りと悩む問題にぶち当たったので投稿。
_blank
これは今見ているページから別のページにリンクする時に、別ウィンドウで開いて閲覧させるという手法です。
例えば写真ギャラリー的なサイトでは小さなサムネイル画像を見せておいて拡大画像を見たい人はその画像をクリックで別ウィンドウを開いて閲覧させるものとして定番ですね。これはユーザーの意図としてサムネイルをサンプル的なものと仮定し、幾つものサンプルをスピーディに確認できるという目的を実現できるから。下世話な話をするとエロサイトなんかそうです。同一ページで遷移させるといちいち戻るボタンを押して戻らなければならず時間がかかります。
非常に合理的な手法ではあるのですが、web制作の立場で言うと、リンク先を別ブラウザで開くか同一ページで開くかはユーザーの判断に任せるというのがあります。要は別ウィンドウで開く事がすべてユーザーが欲する手段かというと、そうではない場合があるからです。ユーザービリティ視点で言うとなるべくユーザーの意図に反する事はさせないように設計するので、別ウィンドウで開きたい人は自分で判断してそうさせる事をするように選択の自由を与えます。
しかしながら、ユーザーの意図に反するものもあります。例えばpdfをリンクする時などです。pdfは別アプリを起動させ、データ自体も重いものが多いので、閲覧に時間がかかりストレスを与える。古いマシンを使っている人はページが固まることもあります。そうなってしまうと戻るボタンを押しても戻るのに時間がかかることが多く、だったら別ウィンドウを開かせたほうが良い場合があります。
ほんとちょっとした事なんですが、_blankの取捨選択は割と神経と頭を使います。
あと、話変わりますがどうしても_blankを使いたい場合、_blankは使わずtarget=”new”を使いましょう。_blankのリンクは押した数だけウィンドが開きますが、newだと一つで済みます。