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ショールーミングをぶっ放せ

  • Update2014-05-25
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ショールーミングと言うのは、店舗で実物を確認して、購入はネットでという行為を指すのだが、購入先はその店舗ではなく別の店と言った、ぶっちゃけ価格が一番安いところでみたいな買い方をします。一見すると何とけしからんと思うのだけど、消費者にとっては賢い買い方と言えます。

最も身近な例で言うと、書店で本を立ち読んでAmazonで購入とか、家電を量販店で物色してカカクコムで値段の安いところで買うといったことです。

もちろんそれは価格という面ではメリットがあるけど、その後のケアは受け付けないと言ったデメリットも有るようですが、ぶっちゃけそこで買わなくても修理してくれる業者は探せばあったりするので、結局ショールーミングというのは流行りつつあるよう。

そのような商品の購入が一般的になると、店舗は商売にならないと思いがちだけど、実はそのような消費者行動をを逆手に取る販売戦略を取っている企業もあるようです。

米国の男性のカジュアルウエアを販売するBonobosではBonobos Guideshopというショールームを用意し、店舗では試着サービスを展開し、実際購入はネットで(もちろんその場でipad使ってなされる)というやり方を取っています。

その場で買わずとも、家に帰ってカタログを物色して購入。一度店舗に来ているというユーザーエクスペリエンスの心理から、安心してそこで購入するというという事で購買率も高そうです。それに一度ネットカタログで購入すると、その手軽さから割りとリピートしてしまい、また試着した製品の他にも買ってしまうというのが考えられるわけで。実際成功してるのかは資料が探せなかったのですが。。

でもこのやり方だと、ショールーミングのお客さんを逃さないで、自分達の見込み客として見れるから、店舗側もいわゆる冷やかし客のぞんざいな扱いをする店も減り、結果的にwin-winな関係になるのではないかと。

O2O(online to offline)という形態が一般化する中で、offline to onlineという事例ですね。