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予約2年待ちの蕎麦屋に行ってきた
- Update2014-03-30
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私の記憶が確かなら、駒込にある「そば工房 玉江」に予約を入れました。約2年前の事です。その時2年待ちですと言われたので。「2年後にご連絡しますので、それから詳しい日時を決めさせていただきます」とのことです。来年2月で丸2年です。伝説の蕎麦屋と言われるこの店からそろそろ連絡が来るかもしれないので、興味ありそうな方を招待いたします。日時はこれから決めますが。
なんつったりして。
ついに来ました!行ってきましたよ。伝説の蕎麦屋。総勢11名で楽しんでまいりました。
丁度2年前2012年の2月、当時食べログで上位の店を色々回ってみようみたいななのにハマっていた時期で、いろんなジャンルの上位の店を見ていたところに見つけました。
後で聞いたら実際自分のようにインターネットで知って訪れる方が多いそうです。
さて、2年待ちというのは本当なのか実際2年前に電話をかけたところ、「今いっぱいで予約だけ受けております、2年後にお電話するので、それから詳細な日時を決めたい」とのことで、本当に2年待ちのよう。どうやら、1日1組しか取っていないとのこと。なるほどね。
名前と電話番号だけ伝えて2年後を楽しみに待ちました。予約したものの、本人が忘れそうなので、しっかりGoogleカレンダー登録し、twitterなんかでは半年おきに予約投稿を入れて思い出すようにしました。
伝説の蕎麦屋を予約してから6ヶ月立ちました。その日まであと1年6ヶ月です。(予約投稿から)
— kote2 (@kote2) 2012, 7月 31
そしてついに2年後。本当に電話が来るのか、、、
来ない。
ので、電話したところ、何とお電話を頂いてたという失態。(不在着信&知らない携帯番号なのでスルーしてました)ただ、再び2年待つのかとかそういうことはなく、1ヶ月後にずれただけ。日取りの決め方は、日時と参加するメンバーの名前をFaxで送るというものでした。献立表に全員の名前が入るとのことでした。とりあえずは日取りも決定し、いよいよ行くことになりました。
さて当日。
場所は駒込から歩いて10分のところにあります。事前にストリートビューで道をチェックしていたので迷いませんでしたが、迷う人は迷いそう。周りは住宅街なので。
お店に入ったらいきなり石臼とそば打ちの道具が右手にあります。写真を取るのを忘れるという不覚。。また、通された部屋にはいると蕎麦の作り方が。
さて、先に参加するメンバーの名前を送っていたので、一人ひとり名前付きで献立表が配られます。メニューはコースのみ。
最初はビールで乾杯。ビールはハートランドと一番搾りで自分が好きなビールベスト3の2つが置いてあった。日本酒も八海山や久保田などおなじみのものがボトルで置かれていて、セルフサービスで提供しています。日本酒はほとんど原価に近い値段で提供されていました。
一つ目の料理は焼き味噌。そばの実が入っていて、味噌とかつお節をよく練り込んであっておいしい。これは日本酒に合う。
そばサラダ(赤いのが蕎麦の茎だそうです)
焙炉(板わかめ)パリパリして歯ごたえがよく。いくらでも食べれそう。
板わかめが入っているご主人手作りの箱。この上部が引き出しになっており、電球で炙っているとのこと。
そばクレープ。付け合せの味噌と野菜、錦糸卵などを包んでいただく。
早そば。いわゆるそばがき。中に大根を細く切ったものが入っています。蕎麦の香りが強く絶品。そばがきって食べたことなくて、いつか食べたいと思ってたのでタイミングが良かった。
鴨の南蛮漬け。そば粉をつけて揚げている。そして十分だし汁に染み付かせ冷やして提供。
そば法度。珍しい名前の料理。写真では分からないけど、中にきしめんのような蕎麦が入ってます。むかし蕎麦が贅沢品として庶民には食べることが許されなかったとき、こうやって雑煮のような見た目でこっそり蕎麦を食べていたとのこと。
そばかき揚げ。そばがきを揚げたもののよう。とろとろで美味。上品な魚の白子のような舌触り。香りはもちろん蕎麦。
なすのそばみそ掛。みそにそばの実が入って食感が楽しめる。
そしてせいろ。更科そば旨い!最初は塩だけで食べて蕎麦本来の甘みを楽しんだあと、そばつゆで美味しくいただく。薬味には辛味大根が添えられており、蕎麦の香りより主張が強いワサビをつけないところがこだわってる。(ワサビも好きだけどね)
おかわりの蕎麦(笑)。これはご主人が栽培した蕎麦の実で作った蕎麦。色が黒いのは蕎麦の実の皮も粉にしているから。
そば湯!
そしてレモンゼリー。韃靼蕎麦の実がかかっている。カリカリ。ゼリーはぷるぷるで一手間加えている。
というわけで、短い楽しい時間を過ごしました。
ご主人にお店を始めたきっかけを聞いたところ、最初は趣味でやってて元々内装業をやっているとのこと。趣味なのでお金を取らずにやっていたけど、どうしても払いたいという人が出てきて、だったらちゃんとしたお店形式でと今の形になったそう。1日1組という限定や、こだわったコースメニューは口コミで広がり、今では2年待ちになったとの事。
帰り際にまた2年後の予約をして、名刺を渡して帰りました。
次に訪れるのはまた2年後。また楽しみが増えました。